相模原市立小山中学校

私にとって「入学式の日で一番好きな場面」がこれです〔写真１～３〕。
２・３年生が１年生の校舎の中で、１年生を案内したり資料を渡したり･･･。
２・３年生の優しさや気配りが伝わってきます。
おそらく２・３年生は、「私も１年生の時は先輩に教室まで案内してもらったなぁ」と自分が１年生の時のことを思い出しているのでしょう。
そして「私も親切にしてもらったから、今度は自分が親切にしてあげよう」と考えて行動しているに違いありません。
誰かにしてもらった恩をその相手に返すのが「恩返し」。
けれども、恩返しをしたくてもその人とは離れてしまって今となってはできない、なんてこともよくあります。
そこで、たとえ恩返しはできなくても、誰かにしてもらって嬉しかったことを、別の人にしてあげれば･･･。
これが「恩送り」です。
こういったことが代々小山中に受け継がれているのです。
そして２・３年生が１年生に配っていた青い資料。
「何かあったら何でもきいてね！」とあります。
こういう学校に勤務できて本当に幸せです。
※〔写真５〕は１年生の教室の黒板アート。担任の先生は絵が上手ですね。